不倫慰謝料(不貞行為慰謝料)の請求を弁護士から受けた場合、通常は請求書(通知書を受領した後1週間~2週間程度での回答を求められることが多いといえます。
しかし、日常生活や仕事の関係等で、すぐに弁護士に相談できなかったり回答を検討することが難しかったりする場合が多いかと思われます。
そのような場合には、相手方の弁護士に書面で「近日中に弁護士に相談をする予定ですので、相談後に改めて連絡します。」と連絡すればよいです。
請求者本人の意向にもよりますが、少なくともその書面を送付してから2週間程度は返事を待ってくれるはずですので、その間に弁護士に対応を相談すればよいでしょう。
なお、ご自身にとって不利になることもありますので、電話で連絡することは避けた方がよいです。
また、弁護士に相談するまでは、内容については何も触れない方がよいです。
焦ってご自分の判断で回答すると後に取り返しのつかないことにもなりかねませんので、まずは弁護士に相談してください。
暫定的な回答としては、具体的には以下のような書面を送付すればよいでしょう。
連絡書(回答書)
●●殿代理人
弁護士●●殿
ご連絡いただきました件につきましては、近日中に弁護士に相談する予定です。
弁護士に相談後に改めて書面で回答させていただきますので、いましばらくお待ちいただきますようよろしくお願いいたします。
令和●年●月●日
(氏名) (印)
弁護士法人高須法律事務所
(札幌弁護士会所属)
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